- ご相談者:80歳の男性・奥さま・50代の長男との3人暮らし
- 当時の状況:家族も知らなかった借金が原因で競売申立てを受け、夫婦の収入で3人の生活を支えている状態だった
- 抱えていた悩み:長年住んだ家を離れたくない。家を出ている次男家族も帰ってくるため、この家を残したい気持ちが強かった
- リスタート・峯元さんが行ったこと:家族の状況も含めて整理し、リースバックで住み続けられる形を整えた
- 結果:競売を回避し、今の家で暮らし続けられる形につなげた
競売回避なら


家族が知らないまま、ご主人の借金が競売につながっていた
中村さん(仮名)は80歳の男性です。
奥さまと50代の長男との3人で暮らしていました。次男は結婚して別に暮らしており、お孫さんもいます。たまに帰省してくるものの、今回のことはまだ知らせていない状態でした。
競売申立てのきっかけになったのは、ご家族も知らなかったご主人の借金。
ご本人は借り入れの理由をはっきり話さず、ごまかすような様子もあったようです。それでも、長年まじめに働いてきた方で、現在もマンション管理人の仕事を続けながら、夫婦の収入で何とか暮らしを支えていました。
長年住んだ家を離れたくない思いが強かった
中村さんご夫婦にとって、この家は長く暮らしてきた場所でした。
次男家族が帰ってくる家でもあり、今から別の場所へ移るのは現実的ではありませんでした。80代になってから住環境を大きく変えるのは負担が大きく、まずは今の暮らしを保ちたいという思いを強くもっていました。
一方で、長男は働けていない状態で、家にお金を入れられていないことを気にしており、自分から前に出るというより、状況を受け止めながら話を聞いている様子でした。
住まいの問題の背景には、家族それぞれの事情も
このご相談は、借金の整理だけで完結する内容ではありませんでした。
80代のご夫婦と50代の長男が同居し、それぞれが不安を抱えたまま生活している状況。ご主人の借金が明らかになったことで、住まいの確保に加え、生活全体をどう立て直すかという課題が浮かび上がりました。
長男も、家にいる状態が続く中で、今後どのように関わっていくのかが見えにくいままでした。
手続きを進めるにあたり、家族の中で曖昧になっていた役割の整理が必要な局面だったと言えます。
リスタートは、家族内の役割と手続きを整理しながら進めた
リスタートでは、借金の経緯を細かく追及することよりも、手続きを前に進めるための整理を優先。
誰が対応するのか、どこまで協力できるのかを明確にし、進行が滞らない状態をつくりました。
そのうえで、今の家に住み続けたいという希望を踏まえ、リスタートが買主となるリースバックで対応。
家賃保証会社や連帯保証人を前提としない形で、居住を維持できる条件を整えています。
競売を回避し、今の家での暮らしを続けられる形にした
初回訪問は2024年7月14日、契約は8月1日、決済は9月17日。
家族も知らなかった借金が原因で競売申立てを受けるという厳しい状況でしたが、リースバックによって住み慣れた家を離れずに済む形につなげました。
このケースでは、住まいを守れたことだけでなく、家族の中で曖昧になっていた不安や役割も少しずつ整理しながら進められたことに意味がありました。
暮らしを続けるために、家のことと家族のことを切り離さずに考えたケースです。
家族それぞれの事情がありました
このご相談では、借金の理由を詳しく聞き出すことよりも、
まずこのご家族がこれからどう暮らしていくのかを整えることが大切でした。
ご主人は借金のことをうまく話せず、ご家族も戸惑いが大きかったと思います。
それでも、長年住んだ家を離れたくないという思いははっきりしていましたし、次男さん家族が帰ってくる場所も残したいという希望がありました。
だからこそ、住まいの問題だけでなく、ご家族の関わり方やこれからの役割も含めて整理しながら進めています。
複雑に見える状況でも、一つずつ交通整理していけば、今の暮らしを守れる形につながることがあります。