- ご相談者:60歳前後・男性
- 当時の状況:別居中の妻との共有名義の家に住んでいたが、実兄から遺留分の申立てを受け、執行官の訪問も迫っていました
- 抱えていた悩み:共有持分や遺留分の問題が重なり、何から整理すればよいかわからないまま、家を出るしかないと思い込んでいました
- リスタート・峯元さんが行ったこと:共有持分の問題を整理し、持分買取で解決。賃貸先の案内、契約、引っ越しのサポート
- 結果:複雑な権利関係を整理し、次の住まいへ移るところまで進めることができました
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家の問題だけでなく、家族との権利関係も重なっている状態
田島さん(仮名)は、60歳前後の男性です。
デリバリーの仕事をしながら生活をつないでいましたが、生活費にも困っており、できるだけ多く仕事を入れている状態。相談の電話も、仕事の休憩中に入れてきたものでした。
住まいについては、別居中の妻との共有持分です。
ただ、妻とは連絡が取りづらく、住所や連絡先はわかっていても、電話には出てもらえない状況。中学生のお子さんとは連絡が取れていたものの、夫婦間で直接話ができる状態ではありませんでした。
実兄からの遺留分申立て
さらに田島さんは、実兄から遺留分の申立てを受けていました。
裁判所の書類は手元にあり、請求額は500万円ほど。もともと兄との関係には長年のわだかまりがあり、過去には兄から頼まれて消費者金融などから借り入れをして貸したこともあったようです。そうした経緯もあって、兄側の弁護士や裁判所からの通知を無視してしまっていました。
当時は、もう家を出ていかなければいけないと思い、片付けも始めていたとのことです。
月曜の15時には執行官が来る予定になっており、気持ちの面でもかなり追い込まれていたことがうかがえます。
複雑だった持分の問題を整理するところから開始
このケースでは、単純な売却や借り換えの話では進められませんでした。
別居中の妻との共有持分があり、さらに実兄からの遺留分申立ても重なっていたため、まずは権利関係を整理しなければ前に進めなかったからです。
リスタートは、こうした状況を踏まえて持分買取での解決を提案。
ご本人だけでは向き合いきれなくなっていた問題を整理しながら、次の生活に移れる形を整えていきました。
家を離れることになっても、その後の暮らしまで支えた
この相談では、今の家に住み続ける形よりも、いったん状況を整理して次の住まいへ移ることが現実的だと考えました。
そこでリスタートは、持分買取だけで終わらせず、賃貸先の案内、契約、引っ越しまでトータルでサポートしています。室内は片付けが進みきっていない状態でもあり、住まいの整理そのものにも手が必要な状況でした。
権利関係の整理と転居支援を同時に進めたことで、田島さんがひとりで抱え込んでいた状況を切り替えることができたのが、良かったです。
執行官の訪問を控えた状況から、次の住まいへ進める形に
初回訪問は2022年7月20日、契約と決済は2022年10月12日です。
執行官の訪問が迫るなかで相談が始まり、持分の問題や家族間の整理、転居先の確保までを進めることで、田島さんが新しい生活へ移る道筋を整えることができました。
このご相談では、家のことだけを見ても解決にはつながりませんでした。
別居中の奥様との共有持分があり、さらにお兄様からの遺留分申立ても重なっていて、どこから手をつければいいのかわかりにくい状態だったからです。
田島さんは、家を出なければいけないと思って片付けを始めていましたが、生活費の不安も抱えながら働き続けていて、気持ちにもかなり余裕がない様子でした。
だからこそ、持分の整理だけで終わらせず、次に住む場所をどうするか、引っ越しまでどう進めるかも含めて、一つずつ整えていく必要がありました。
住まいの悩みは、お金の問題だけではなく、家族との関係や権利の問題が重なって複雑になることがあります。
そういうときでも、順番に整理していけば、次の暮らしへ進める形を作っていけますので、ご安心ください。