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競売と任意売却は、何がどう違うのか

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ページ更新日:2026.05.08
もくじ
この記事でわかること
  • 競売と任意売却は、仕組みがまったく違います。
  • 「競売」は裁判所が強制的に売る手続き、「任意売却」はあなたの意思で売る手続きです。
  • どちらにもメリット・注意点があります。
  • 任意売却には銀行(債権者)の同意が不可欠で、期限も決まっています。
  • どちらが良いか、今の段階で一人で決める必要はありません。

「任意売却」という言葉を知って、不安が増える理由

競売の通知が届いた後で「競売より任意売却がいい」というような情報を知ると、さらに焦りが強くなるかもしれません。
選ばなければ! 急がなければ!と、感じてしまうからです

でも、安心してください。
任意売却は、あなたを追い詰めるものではなく、「競売という最悪の結末を避けるための、リスタートの手段」です。
まずは何がどう違うのか、落ち着いて整理してみましょう。

競売と任意売却の違いを
まず整理します

競売と任意売却には、大きく3つの違いがあります。

似ているようで、進み方はかなり違います

競売と任意売却は、どちらも家を手放す可能性がある手続きですが、中身はかなり違います。 誰が主導するのか、どこまで本人の希望が反映されるのか、結果が確定しているのか。

その違いを見ないまま「任意売却の方が良さそう」と決めてしまうと、判断が雑になりやすいです。 まずは、名前ではなく仕組みの違いを知っておいた方がいいです。

1.手続きの主体
(だれがやるのか)が違います

競売は、裁判所が主役。あなたの意思に関係なく、法律に則って強制的に進められます。

任意売却は、あなたが主役。専門家のサポートを受けながら話し合い、あなたの意思で家を売る手続きをします。

2.進み方と関わる人が違います

競売は、裁判所の手続きに沿って進みます。裁判所の職員や業者が自宅に来たり、ネットに詳細な情報が載ったりします。

任意売却は、普通の不動産売却と同様に進みます。関わるのは金融機関や不動産会社と買い主。周囲に事情が漏れることはありません。

3.結果が確約されているかどうか
が違います

競売は、最終的に必ず売却されるしくみです。落札者は裁判所が決めるため、拒否できません。

任意売却は、買い主が見つかり、債権者が同意した場合に成立します。
お金を貸した銀行が納得する条件で買い主を見つける必要があるため、必ず成功するとは限りません。

主な違いを一覧にしました。

競売と任意売却の比較一覧

競売 任意売却
売却の金額 市場価格より低くなることが多い 市場に近い価格を目指せる
諸費用 売却代金から差し引かれる 売却代金から調整されることが多い
残債 多くの場合残り、一括返済を求められる 残ることがあるが、無理のない返済相談ができる
プライバシー 競売情報がネット上や新聞に公開されるため、
周囲に知られる可能性がある
一般の売却に近い形で進むため、
周囲に知られる可能性は低い
住み続けられるか 原則できない 交渉次第で住み続けられる場合もある
退去日 手続きに沿って裁判所や落札者が一方的に決める 話し合いで調整できることがある
引越し費用 基本的に自己負担 売却代金から出してもらえるよう交渉が可能
本人の希望 反映されにくい 考慮されることがある

※これらは、いずれも一般的な傾向で、状況によって異なります。

任意売却は「競売の
代わり」ではありません

任意売却は、単に競売から家を売る方法を変更するだけのことではありません。

あなたの「その後の人生の重荷を軽くするための手続き」です。
競売よりも高い値段で売ることができれば、残っていた借金が減って、再出発がずっと楽になります

条件が整えばとても有効な方法ですが、誰にとっても最善の方法とは限りません。

任意売却ができる人・
できない人がいます

残念ですが、誰でも必ず任意売却ができるわけではありません。
以下の条件が関わってきます。

競売の段階による違い

「入札」が始まってしまうと、もう任意売却には切り替えられません。入札直前の場合も、現実的に難しくなることがあります。
とにかく「時間切れ」になる前に動く必要がありますので、早い段階で専門家に相談しましょう

住宅ローンと物件条件の違い

住宅ローンの残高、現在の家の価値、担保の状況と、バランスを確認する必要があります。
これによって可否が変わります。

債権者の判断が必要になる理由

任意売却は、債権者(銀行などお金を貸した側)の同意がなければ進みません。

話し合いが前提になりますが、債権者側では、競売の方が確実にお金を回収できると考えています
そのため、「競売よりも任意売却の方がメリットがある」と納得させたうえで判断してもらわなければなりません。

これには専門家による交渉が不可欠です。

よくある誤解

任意売却を選べば
必ず競売を止められる

債権者が「NO」と言えば止められません
条件が整う必要があるからこそ、早めの交渉が大切になってきます。

任意売却なら借金は残らない

家を売ったお金でローンが返しきれない場合、借金は残ります。
ただ、その後の返済方法は柔軟に相談できます

任意売却の方が必ず得になる

ほとんどの場合で競売よりは得になりますが、まれに競売の方が良いケースもあり、必ずとは言えません。
状況を見極めることが大切です。

任意売却も、都合よく進むとは限りません

任意売却という言葉だけを見ると、競売よりやさしい方法に感じるかもしれません。 でも実際は、債権者の同意や段階、残債との兼ね合いなど、通るための条件があります。

言葉の印象だけで安心してしまうと、あとで思っていた話と違うとなりやすいです。 良いか悪いかではなく、自分の状況で成り立つかどうかを見ることが先です。

任意売却を考える前に、
知っておいてほしいこと

任意売却が成功しても、家を手放すという現実は変わりません
しかし、「強制的に奪われる」のと「納得して次に進む」のでは、心の傷の深さが全く違うはずです。

焦って決めると、不利な条件で進んでしまうことがありますので、まずは専門家と一緒に自分の段階を確認しましょう。

任意売却が難しいケースも
あります

「競売の段階が進みすぎている」「債権者が応じてくれない」「買い主が見つからない」など、難しいケースもあります。

ほかにも、離婚した相手など、共有名義人や保証人と全く連絡が取れない場合や、税金の差し押さえがあまりに多額な場合は、難易度が上がります。 それでも、解決の糸口が見つかることはあります。

それでも任意売却を
検討する意味

難しいと思える条件が重なっていても任意売却を検討する大きな意味は、「人生の主導権を自分に取り戻すこと」にあります。
「止める」だけでなく、「どう進むか」を自分で考える選択肢があるのです。

引越し代の確保や、近所への体裁を守ることも、競売では絶対に手に入らないメリットです。
可能性がある段階であれば、生活の再建を考えながら進められる場合もあります

大事なのは、選ぶことより見極めることです

任意売却が向いているケースはありますし、生活の立て直しにつながることもあります。 ただ、それは無条件に勧められるからではなく、その人の状況に合っているからです。

今の段階で必要なのは、競売か任意売却かを言い切ることではありません。 まずは、自分にとってどちらに現実味があるのかを見極めることです。

ひとりでは難しいはずなので、ぜひご相談ください。

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