競売開始決定通知から起きることとは
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この記事でわかること
- 競売開始決定通知は「あなたの家を売る手続きがスタートしました」という合図です。
- 通知の後、家の「現況調査」が行われ、あなたの家の価値が決まります。
- 物件の情報が公開され、入札期間を知らせる通知が届きます。
- 入札、開札を経て、落札者(購入者)が決まります。
- 一番いけないのは「無視すること」。早めに動けば、より有利な条件で再出発できる可能性が高まります。
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裁判所から通知が来ると、それだけで頭が真っ白になると思います。 でも、この時点でいちばん避けたいのは、「もう無理だ」と思い込んで止まってしまうことです。
競売はここから始まります。 だからこそ、今ならまだできることがあるのかを、先に確認してほしいです。
NHKニュース7/クローズアップ現代(NHK)/報道ステーション(テレビ朝日系)
競売開始決定通知とは何か
「競売開始決定通知」という、書類が届いて驚かれたことでしょう。
これは、簡単に言うと、住宅ローンの返済が滞ったことで、債権者(銀行/保証会社)が裁判所に「この家を売ってお金を回収してください」と頼み、裁判所がそれを認めたことを知らせる書類です。
「あなたの家が競売になりました」という重い通知ですが、すぐに家を出なければならないわけではありません。
あくまで手続きのスタートであって、「今日で終わり」という意味ではありません。
競売開始決定通知が届くまでの
流れ
| 1 | 住宅ローンの返済を3~6回滞納することで、あなた(ローンの名義人)は住宅ローンを分割で返済する権利(期限の利益)を失います。 |
|---|---|
| 2 | そこで、銀行はあなたに「残りの住宅ローンを一括で返済してください」という一括弁済を請求します。 |
| 3 | 通常は一括返済は不可能ですので、銀行は保証会社へ、あなたの代わりに全額返済(代位弁済)を請求します。 |
| 4 | 全額を返済した保証会社は、「あなたに代わって全額返済をしたので返してください」とあなたに請求します。 |
| 5 | 通常、返済は不可能です。結果、保証会社は「裁判所に競売を申し立てる手続きに移ります」という書面を郵送します |
| 6 | 申し立てを受けて、裁判所はあなたへ「競売開始決定通知」を郵送します。 |
通知が届いた直後に
多くの人が感じること
この通知を受け取って、冷静でいられる人は一人もいません。
まずは、今のあなたの心の状態が「普通である」ことを知ってください。
頭が真っ白になる
突然、裁判所の名前が書かれた封筒が届きます。
それだけで強い不安を感じます。
頭が真っ白になり、何も考えられなくなるのは、心が大きなショックから自分を守ろうとしている反応です。
何から考えればいいか
分からなくなる
難しい言葉が並び、期限も書かれています。
「どこに引っ越す?」「仕事は?」「家族には?」と、混乱し思考が止まってしまうのは当然です。
時間はありますので、一度に全部理解し、解決しようとする必要はありません。
誰にも相談できないと感じる
「家を競売にかけられるなんて恥ずかしい」
「自分が悪いのだから仕方ない」
というように、自分自身を責めて孤立してしまう方は少なくありません。
ですが、競売は決して珍しいことではありませんし、あなたの人間性を否定するものでもありません。
競売開始決定通知のあとに実際に起きる流れ
ここからは、放っておくと現実として起きる流れについてお伝えします。
裁判所からの手続きが進む
裁判所があなたの家の情報を確認するため、書類がいくつか届くことがあります。
家の評価額を決めるための調査が始まります。
執行官の訪問が
行われることがある
通知からしばらくすると、家の状況を確認するために、裁判所の「執行官」と、家の価値を測る「鑑定士」が自宅にやってきます。
これは「現況調査」と言い、家の外観や室内の写真を撮り、状況を確認されます。
事前に連絡がある場合がほとんどで、拒否はできませんが、突然荷物を運び出されるようなことはありません。
「現況調査」の結果に基づいて、売却基準価格(入札の最低価格)が設定されます。
物件情報が公開される
家の売却基準価格が決まると、インターネットや裁判所の資料として、あなたの家の写真や間取りが公開されます。
住所の一部や写真が掲載されることもあります。
誰でも見ることができるため、近所の人に知られてしまうリスクが高まるのはこの段階です。
この段階までに専門家に相談し、競売回避のために動けるかどうかが、大きな分かれ目になります。
入札日が決まる
「この家をいくらで買いますか?」と購入者を募集する入札日が決まり、「期間入札の通知」が届きます。
この「期間入札の通知」が届いてから2~3か月後に、購入希望者による入札が始まります。
入札の期間は一週間程度です。
落札者(購入者)が決定する
入札の締切後に、入札書を開封する「開札」が行われて落札者が決まり、裁判所による落札者の審査が行われます。
落札者(購入者)が決まって代金の支払いが終わると、退去しなければなりません。
タイムリミットはいつ?
通知が届いてから、最終的に家を出ていかなければならない(明け渡し)までは、多くの場合、6か月程度の流れがあります。
入札前までは対策を打つ時間は残されていますが、早ければ早い段階ほど、選択肢は多くなります。
通知を無視したらどうなる?
「書類を見たくないから」と無視し続けても、裁判所は待ってはくれません。
手続きは淡々と進み、ある日突然、新しい持ち主から「出ていってください」と言われ、強制的に荷物を出されることになります。
そうなる前に、競売を止められる可能性がある時期があります。
通知を無視することは、あなたが一番不利になりやすい選択です。
この段階でよくある誤解
「もう遅い」「もう出ていくしかない」と思い込んでしまう方は多いです。 ただ、実際にはその思い込みのせいで、打てたはずの手を逃してしまうことがあります。 厳しい状況でも、勝手に結論を出さないことが大事です。
「すぐに家を出なければ
ならない」
いいえ。 通知=即退去ではありません。退去は、もっと後の段階です。
法的な手続きには時間がかかります。まずは落ち着いて、次の生活を考える時間を作りましょう。
「もう何をしても手遅れ」
そんなことはありません。通知は、一連の手続き開始の合図ですので、動ける時期は残っています。
入札が始まる前であれば、「任意売却」という方法に切り替えることで、競売を止められる可能性があります。
「誰にも止められない」
競売は手続きですので、銀行や裁判所は、ルールに従って淡々と動いています。
しかし、条件が整えば、止められる可能性があります。
専門家に間に入ってもらうことで、ルールの範囲内で「よりあなたに有利な解決」を提案し、銀行と交渉することが可能です。
今は考えなくていいこと
無駄なエネルギーを使わないためにも、今は次のことを考えないようにしましょう。
なぜここまで来てしまったのか
今は過去を振り返る時間ではありません。
悔やんでも、時計の針は戻りませんので、今は「これからどうするか」だけに集中しましょう。
誰が悪かったのか
不況、病気、離婚……。住宅ローンが払えなくなる理由はさまざまです。
責任の整理は後からでもできます。 誰かのせいにするよりも、あなたの未来を守る方が大切です。
最終的にお金がいくら残るのか
家がいくらで売れるか決まるまでわかりません。
不安な数字を追いかけるよりも、まずは「安全な場所を確保する」ことを優先しましょう。
今、整理すべきなのは
この3点だけです
視界を整理するために、以下の3点だけを確認してみましょう。
現在の競売の段階
裁判所からどんな名前の書類が届いていますか?今一度、確認してみてください。
今は、通知直後ですか?
評価中ですか?
入札前ですか?
現在地によってできることが変わります。
住宅ローンと名義・保証の状況
住宅ローンは、どこの銀行から借りていますか?
誰の名義ですか?
連帯保証人はいますか?
ペアローン(共同名義)ですか?
これらを確認しましょう。
今後の生活をどう守るか
家だけでなく、生活全体を考える必要があります。あなたが一番守りたいものは何ですか?
住まいですか?
仕事ですか?
子どもの生活環境ですか?
今後の生活で、あなたが守りたいことを挙げてみて、何を優先したいかをイメージしましょう。
今はかっちりと決めなくても大丈夫です。
競売を回避できる可能性があるかどうかについて
競売を止めるための唯一の現実的な方法は「任意売却」です。 「任意売却」は、裁判所からの強制ではなく、話し合いで売る方法で、銀行の同意を得て、競売よりも高い価格で、かつ普通の不動産売却と同じような形で売ることです。
任意売却なら、「引越し費用の確保」や「近所に知られずに売却」できる可能性が格段に高まります。
早い段階で検討するほど、可能性は高くなります。
一人で判断しなくていい
理由
競売の手続きは、わざと難しく書かれているのではないかと思ってしまうほど複雑です。
精神的に追い込まれている時に、この書類を読み解くのは専門家でも大変なことです。
契約、名義、保証、手続き…これらを一人で冷静に判断するのは難しく、混乱している状態では、間違った選択をしやすくなります。
あなたの味方となり、代わりに交渉する人がいれば、見える景色はガラリと変わります。
相談というと、すぐに結論を出さなければいけないと思われがちです。
でも実際は、今の状況を確認して、まだ残っている選択肢があるかを見るところから始まります。 決断はそのあとで構いません。
迷っているうちに状況だけでも見ておくことが、あとで後悔を減らすことにつながります。
※2026年4月1日時点
競売回避なら
NHKニュース7/クローズアップ現代/
NHK NEWS おはよう日本/
報道ステーション
通知を見て動けなくなる気持ちはわかります。 でも、こちらが止まっていても、手続きはそのまま進んでいきます。 だからこそ、完璧に理解してからではなく、分からないままでも早めに確認することが大事です。