- ご相談者:60歳前後の女性・お一人暮らし
- 当時の状況:勤務先の閉鎖後、心身の不調で働けなくなり、住宅ローンを滞納。電気・ガス・水道もストップ
- 起きていたこと:競売手続きが進み、執行官の訪問を控える中で、自死を図るほど追い詰められていました
- リスタート・峯元さんが行ったこと:生活保護の申請同行、保護課との連絡、賃貸物件の調整、滞納整理、引っ越し支援、残置物がある状態での買取まで一貫して対応
- 結果:競売が進む前に住まいと生活の整理を進め、生活保護の受給と住み替えにつなげることができました
競売回避なら


勤務先の閉鎖をきっかけに、生活が崩れていった
池崎さん(仮名)は、長くご家族の介護をしながら働いてこられた方です。親御さんを見送ったあと、新たな生活の拠点としてマンションを購入されました。
しかし、勤務先の閉鎖をきっかけに心身の不調が重なり、仕事を続けることが難しくなります。収入が途絶えたあとは貯蓄を取り崩して生活していましたが、やがて住宅ローンの支払いも厳しくなっていきました。
ライフラインも止まり、競売の手続きが進んでいた
ご相談時には、電気・ガス・水道が止まり、日中は図書館で過ごし、食事も十分に摂れない状態で、住まいの問題だけでなく、生活そのものが限界を超えていました。
競売手続きが進み、執行官の訪問を控えていたときには、池崎さんは自死を図るほど追い詰められており、執行官に助けられたあと、社会福祉協議会と福祉課につながりました。
リスタートが、住まいの整理と生活再建を同時に進行
このケースでは、不動産の手続きだけでは解決できませんでした。住まいの整理と同時に、今後の生活を続けていくための支援が必要だったからです。
リスタートでは、2025年10月29日に初回訪問を行い、11月7日に契約、12月12日に決済まで進行。短い期間の中で、生活保護の申請に同行し、保護課と連絡を取りながら、受給決定に向けた手続きを進めています。あわせて、次に住む賃貸物件の調整、各種滞納金の支払い調整、引っ越しまでを一貫してサポート。残置物がある状態での買取にも対応しています。
家を手放すだけではなく、その後の暮らしまで
競売回避の相談では、住まいをどうするかに目が向きがちです。
ただ、池崎さんのように生活困窮が進んでいる場合は、家の整理だけでは再出発につながりません。
この事例では、住まい、福祉、引っ越し、生活費の立て直しを切り分けずに支援したことで、次の生活に移る準備を整えることができました。
生活保護の受給と住み替えが決まり、再出発へ進めた
相談後は生活保護の受給が決まり、新しい住まいの準備も進みました。
競売の通知が届いた段階では、先の暮らしを考える余裕がない状態でしたが、必要な手続きを一つずつ整理していくことで、再出発に向けた道筋をつくることができました。
競売を回避できても、その後の生活が成り立たなければ意味がありません。
この事例では、住まいの整理に加えて、生活保護の申請同行、転居先の調整、引っ越しまで伴走しました。再出発につながるところまで支えることの大切さを強く感じたケースでした。